爪水虫の初期症状を見極める

爪水虫とは、爪そのものが白癬菌という皮膚感染症を引き起こす原因である菌に感染することで起こる爪の病気です。爪水虫の初期症状としては、主に「外見の変化」が挙げられます。爪水虫にかかり始めた爪は、先端が白く濁ったり(指の甘皮の近くや爪の表面に点々と白い斑点ができる形で濁る場合もある)、白い筋のようなものが見えたりするようになります。

こうした爪水虫の初期症状には、爪の周りの痛みや痒みなどの自覚症状がほとんどありません。しかし、爪の濁りが白から黄色に変色したり、痒みや爪の変形から来る痛みを感じるまで悪化してしまうと、完治までに半年~1年以上の時間を要することになります。

そのため、常日頃から自分の爪の状態を小まめにチェックし、小さな変化にもすぐ気付けるようにしておくことが、爪水虫の初期症状を見極めるのには重要となるのです。


爪白癬の原因、なぜ爪水虫になってしまうの?

爪水虫の1番の原因としては、白癬菌が爪に感染することが挙げられます。しかし、それだけで爪水虫は発症するわけではありません。なぜなら、健康体の人間は様々な菌に対して免疫を持っており、たとえ白癬菌に感染したとしても、その菌が発症に繋がるまで繁殖する前に、体内から駆逐してくれるからです。

爪水虫が発症するには、白癬菌に爪が感染することに加え、白癬菌が繁殖するのに最適な環境が足元に整っていることが必要なのです。そして、その白癬菌が繁殖しやすい環境というのには温度と湿度が大きく関わっており、湿度70%以上、温度15~20度以上で活性化するとされています。

しかも、この湿度と温度の条件は、靴と靴下を履いて数時間過ごしただけで簡単に満たされてしまいます。なぜなら、足が靴や靴下に覆われることで通気性が阻害されてしまうからです。そのため、爪水虫が発症する原因は、身近な日常生活の中に潜んでいると言うことができます。

爪水虫の正しい基本治療方法を知りましょう

爪水虫を患った際にまず最優先とする事項は、爪を侵す白癬菌を死滅させることです。

爪水虫の対処方法としては、なるべく裸足でいるか、靴や靴下を小まめに脱ぐことで足の蒸れを防ぐというものが挙げられます。これにより、白癬菌が増殖したり活発化したりする環境が足に作られることを防ぐことができるのです。

しかしながら、この方法だと、白癬菌の増殖や活発化は防げても、症状自体の改善は見込むことができません。なぜなら、既に爪を侵し、爪水虫の症状を発生させている白癬菌自体を殺すことができないからです。では、その白癬菌を死滅させるにはどうすれば良いのでしょうか?

まず、白癬菌という細菌には、先にも述べたように、15~20度以上の温度下で活性化するという特徴があります。しかしその反面、40度以上の温度下に置かれると死滅してしまうという特徴もあります。つまり、白癬菌に侵されている患部を40度以上の温度下に置くことが、白癬菌の殺菌には最も効果的と言えるのです。そして、その方法としては、「足を熱湯に浸す」のが最適です。

お湯の温度を40~45度に設定し、そこに一定時間以上(自分が1回の入浴で湯船に浸かる時間が目安となります)足を浸し、それを毎日繰り返すことで、徐々に白癬菌が殺菌されていき、やがて爪水虫の症状改善を期待できるのです。

ただし、熱湯から足を出した後にしっかり拭かずに放っておくと、再び白癬菌が活発化してしまう危険性もあるので、入浴後はすぐに患部をドライヤーなどで乾燥させ、足にまだ熱が残っている間は蒸れる危険性も考え靴下は履かず、なるべく裸足でいる方が安全と言えるでしょう。

なるべく時間をかけず最短で爪水虫を完治させる

先に挙げた「熱湯に浸す」という治療方法は、特別な何かを使うこともないため誰でも気軽に行うことができます。しかしその反面、自然治癒に頼る面が大きい分、症状が重ければ重い程完治までには相当長い時間がかかるという難点も存在します。また、毎日のようにゆっくり湯船に浸かっている時間がないという忙しい人にとっても、あまり効率的ではありません。

そのため現在では、爪に直接塗布するタイプの外用薬「クリアネイル」が広く推奨されています。

クリアネイルの場合だと、1日に2~3回爪に塗布するだけで、およそ2~3週間で症状の変化を、4~6ヶ月で完治を見込むことができます(爪の生え変わる早さにより個人差はあります)。つまり、時間のない忙しい人の場合でも、苦労なく毎日気軽に続けることができるのです。

また、爪の硬い組織でも浸透できる程強い浸透力を持っているため、マニキュアを塗った上からでも改善効果を期待できることから、女性の使用にあたってもとても利便性の高い治療薬となっています。また、外用薬ということで副作用の心配が一切ないという点も魅力的です。

更に、もっと短期間での治療を望む場合には、クリアネイルと共に「チモールリキッド」を併用するのが有効です。チモールリキッドもクリアネイルと同じく、塗布することで白癬菌に殺菌作用をもたらしますが、それと同時に、クリアネイルにはない「皮膚に塗布した場合も高い浸透力を期待できる」という特徴を持ちます。そのため、クリアネイルと併用すると、白癬菌に侵された爪を外側と内側両面から治療が可能なため、クリアネイル単体の場合よりも早期の完治が見込めるのです。

なお、セット販売もされており、それぞれを単体で購入するよりも割安で入手可能となっています。

爪水虫の再発を防ぐ!もう二度と感染しないために

せっかく治療した爪水虫を再発させないためには、爪水虫の元となる水虫も完治させなくてはなりません。爪水虫が治ったとしても、水虫が残っている以上、いつでも白癬菌が爪の方に感染してしまう危険性があるからです。

爪水虫の治療の際には、水虫の外用薬である「軟膏ラミシールATクリームクリーム」も併用することで、爪水虫と水虫の両方を同時に退治できるため、爪水虫の再発の危険性をグッと下げることが可能です。

また、爪水虫になると爪自体がボロボロと崩れるようになるため、通常の爪切りでは切りにくくなりますが、ケアを怠るとせっかくのクリアネイルやチモールリキッドも浸透しにくくなってしまいます。しかし、そうした爪水虫特有の厚い爪を切ると共に、爪と指の間に溜まった崩れた爪の残骸も除去するのに最適な「ヤスリ付き爪切りニッパー」も販売されているので、この専用ニッパーを使用することで、それぞれの薬を効果的に患部まで浸透させ、根治をより促すことができます。

なお、健康な爪が生え変わるのを助ける「ビオチン」も使用すると、新しい爪はより綺麗になるでしょう。このような周辺アイテムが全てセットになった、「爪水虫完治セット」も人気があります。